ひだりうまの由来
「ひだりうま」という店名から、「マスター、うま年ですか?」と
聞かれることがありますが、そうではないんですよ。
有田店をオープンした平成14年は、たまたま、うま年でしたが
特に干支にこだわった訳ではないんです。
~大勢の人、よろずの福を引き連れてやってくる百福万来の神馬なり~
「馬」の字を逆さに書いたを「ひだりうま」と読みます。
「うま」の逆は「まう」となり、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を
思い起こさせるため「ひだりうま」は福を招く縁起のよい文字とされています。
他にもいくつか意味があり・・・
馬は右から乗るとつまずいて転ぶという習慣を持っており、
元来、左から乗るものなので、「ひだりうま」は、長い人生を
つまずくことなく過ごすことができ、福を招くめでたいもの
「馬」の字の下の部分が財布のきんちゃくの形をしていて、口がよく締まって、
入ったお金が散逸しないことから富のシンボル
普通、馬は人に引かれるものであるが、逆に人が引かれて入ってくる
ということから千客万来、商売繁盛につながる
などとされています。
焼物の世界では、新しく築いた窯で作品がうまく焼けるようにと祈りを込めて
初窯で左馬の茶碗を焼く事が習慣となっているそうです。